こんにちは。うっすらと雪が積もりやっと冬らしくなった京都よりお届けします。
今日は2月5日。双子ちゃんの日です。「「ふた(2)ご(5)」の語呂合せ」で双子の日。日本人は語呂合わせが大好き!楽しくてよいです。日本語検定の日の日でもあります。こちらもまたまた「に(2)ほんご(5)」の語呂合せ。なんともう一つ!笑顔の日でもあるんです。「ニ(2)コ(5)ニ(2)コ(5)」です。
京都の金襴織屋岡本織物、今日も織物織っています。金襴を織り続けて100年以上。
私は紺屋の白袴で製品になったものをあまり見たことがありません。何せうちとこは織屋で、織られた物は仲買さんに買うてもろうて、仕立てられ神社仏閣に納められます。
うちの布ってどんな所で使われているんやろ?そんな疑問から隙を見つけては金襴を探しています。
我が社の金襴は神社仏閣の荘厳に使われたり、お袈裟になったりします。という事で見にいくべき場所はお寺。しかし、金襴の荘厳はそのお寺の「宝物」ですので滅多に掛かっていません。特にうちとこの金襴は桐箱に納められてしまっている率が高いのでよほどの仏事でないと見られない。ということは仏事には一般人が堂々と入っていける機会も少なく、中々我が社の金襴を見ることは叶わないわけです。そうだ!京都に沢山いはるお地蔵様に金襴のおべべがかかってる!
ということでお地蔵さんウォッチも始めました。
するとお地蔵さんの個性豊かっぷりに、私、射抜かれましてん。
機屋の音が鳴り響く西陣中。がしゃがしゃと力織機の織っている音が聞こえてきます。いい音です。そして何より、散歩好きにはぴったりの路地の入り組み方。楽しい。細い道大好きです。
そんなちょっと開けた路地にいはったお地蔵さん。大きな祠でございます。屋根は瓦葺き。
祠に入りきらないお地蔵さんも階段教室に座っている学生さんのように。
さすが、帯の西陣(西陣織の中でも金襴織屋は少数なのです。西陣の織屋といえば帯です。寂しいですが)金糸銀糸を織り込んだ金襴がかかっています。元の色は朱色でしょうか。かなり色焼けしているとは思いますが、それはそれで上品なサーモンピンクのようでかわいらし。唐花が織り込まれています。
んも~。私の心を鷲掴みにするこのお顔。
子供の頃住んでいた家の隣のおばちゃんのイメージ↑。
こちらはなんだか思慮深そうなお顔。
最近見かけない昭和のおばちゃん。
こちらは打って変わって王道のお顔。
朱地に流水小花散らし。
赤地に束ね熨斗。まさに帯地な雰囲気。
てんでばらばらに居はるように写してしまいましたが実は祠の中ではファミリーのように鎮座ましておられます。DEEP西陣、是非お越しの際は西陣中をぶらぶら御散歩なさってください。ちょっと疲れたら温かい湯に入り疲れをほぐし、鞍馬口通りに沢山出来ているかわいらしげなCAFEにて小腹を満たしてくださいませ。
温かい湯のお勧めは→船岡温泉。KING OF 1010(銭湯)さんのページ
銭湯価格で露天風呂から鯉を見ながらのんびりとお湯につかる事が出来ます。
さて、ここでお知らせを。
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ただ今残っている物は下の画像の6点です。
良かったらご覧ください♡
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