こんにちは。
11月19日木曜日、いかがお過ごしでしょうか?京都の織屋、岡本織物は毎日金襴を織っています。
金襴とは金を多用した織物です。本金の金襴は美しいです。
いつでもご注文をお待ちしております。どうぞ、御連絡ください。
今日19日は「世界トイレデー」だそうで、2001年の今日が設立日だという世界トイレ機関が制定しはったそうです。
毎年、80万人以上の5歳に満たない子どもたちが下痢で不必要に命を落としています。その数は1分に1人を超えています。他にも無数の人々が重病に陥り、その多くが健康や発育への長期的な影響に苦しんでいます。その最大の原因は、劣悪な衛生状況です。全世界で適切な衛生施設を利用できない人々は約25億人に上ります。屋外で排便する人々も10億人を超えています。私たちはタブーを破り、衛生施設の普及を世界的な開発優先課題に据えなければなりません。
世界のトイレにウォッシュレットをとかいう内容ではないのです。不衛生な環境をどうにかしないといけないという日なのです。
私、江戸時代の衛星状況と言うのは素晴らしいのではないかと日々思っています。あの「江戸の仕組み」を世界に広める事はできないのでしょうか。
都会と近郊農家がタッグを組んでフルリユース、リサイクルの仕組みを作るというのが大事なのではないでしょうか。
京都も近郊農家が多いですからちょっと前までは農家さんが肥を汲みに来てくれてはったんです。それを肥やしにして良い野菜を作る。この技術を輸出できないのでしょうか。
今日のお地蔵さんもそのような時代を知っているはずです。昭和の中ごろまで普通の風景でしたようですしね。
今日の織屋の金襴探しは深草町のお地蔵さんです。東洞院通万寿寺です。
いわゆる「京都の碁盤の目」の地域です。古そうな石の標識が立っています。「深草町町内安全」この事からこちらのお地蔵さんは御町内でお守りしているお地蔵様だということが解ります。
祠の中に祠で、金襴がちらりと見えることからこの中にお地蔵さんがいはりそうです。金襴地は赤地に菊桐唐草紋様。
擬宝珠の向こう側に見える「菊桐唐草」。この紋様はかなり昔から大事に伝わる紋様です。多くの方に愛されてきたのでしょう。
お地蔵さん見物のついでといってはなんですが装飾布にもお目を御留めください。沢山の職人が関わって一つの布地を作り上げております。
今日の織屋の賄いはスープ餃子でした。寒くなりましたから温かいものを。