こんにちは。岡本織物です。
昨日は程よくお日様が照り、日陰は涼しく、暦の上では秋なのですが「正しい日本の夏」という一日の京都でした。今朝は朝から雨降りです。でも気温が低いから蒸し暑さも感じず快適です。皆様のお住まいのところの気候はいかがですか?皆様が快適であられますように。
我が社は金襴織屋なのですが、金襴は一体どういうところに使われているのか?という興味からお寺やお坊さんを探しています。金襴はお寺の宝物になるものなので普段は中々使われていません。ああ、金襴織屋の紺屋の白袴です。うちの社内以外で金襴を見ることは適わないのだろうか・・・。しかし、社内には仕立てられた金襴製品はあんまり無いのです。布の状態ばかり。仕立てられたものを見たい!
そうだ!お地蔵さんのおべべとして金襴が使われている事があるじゃない!ということで私のお地蔵さんウォッチングが始まりました。
始めてみますとお地蔵さんの個性豊かな事。
京都市内には、道のいたるところにお地蔵さんがいはります。町内町内で可愛がられているお地蔵さんがたくさんいはるのです。素晴らしい事ですね。
そのようなお地蔵さんを可能な限り訪ね歩き、私のブログにまとめてあります。
神社仏閣がテーマ→https://okamotoorimono.com/category/templeshrine/
道々のお地蔵さんがテーマ→https://okamotoorimono.com/category/jizo/
きょうご紹介するのは「仁王門通西寺町西入正往寺町のお地蔵さん」です。
京都の東山区に仁王門通りといういかした名前の通があります。こういういけてる名前の通に住みたい。
塀に囲まれて防御もばっちりな祠。
「南無地蔵大菩薩」の提灯がいいですね。提灯って日本人の心を底から揺さぶるような気がします。これに灯りが入れば最高です。
おべべは金襴ではなくて夕算でした。菊に青海波。お地蔵さんは蓮台に座ってはるようです。
昔はアルカイックスマイルも美しいお顔立ちだったことでしょう。「善香院」という善き香りの漂いそうなお名前の堂舎の玄関先にたたずまれております。こちらはどこのお寺の塔頭院なのかしら。とにかく仁王門通りはお寺が沢山あります。東山に沢山ある本山の塔頭、堂舎が仁王門通りから鴨川東側に集中しているようです。
ぽつぽつとですが、仁王門通りに面白そうなお店も出来ていましたし、寺院、お地蔵さん見物、そぞろあるき、レトロ味わいにここらへんをぶらぶら散歩が面白いと思います。京都の東山で有名な本山たちを見物した後はぶらぶら歩いて鴨川まで行くのも良いですよ。