京都のお正月 長男のお雑煮の頭芋について in西陣

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞ岡本織物株式会社をよろしくお願いいたします。

お正月の行事には各地で色々と楽しいものがあります。今では大晦日もお正月も休む事無くコンビニはもちろんスーパーもどこもかしこもやっていて私などは「お正月って気がしない!!」と思いますが、昔は仕事も休んでいつもは食べられないご馳走を食べて大人と子供で遊んだりして楽しかったんだろうなあ。

京都の御雑煮は甘い白味噌に、小芋、 雑煮大根、金時人参などが入ります。お餅は丸餅です。←この雑煮大根というのが中々のもので・・・ついつい一把買ってしまって「いつまでたってもお雑煮の中が大根だらけ」という苦労をした事があります。ごった煮形式ではなくて、それぞれ具材を茹でておいて、盛り付ける時に盛り合わせるという上品なお雑煮です。

ある金襴織の同業者と話してる時に「うちの家での長男の頭芋(かしらいも)が昔から辛かった・・・」という話をお聞きしました。

跡取りである長男さんのお雑煮には丸餅の上に頭芋が丸丸一個乗ってるらしい!大きいほど長男度が高い。
お椀にどんっと一個頭芋がそびえたち、白味噌汁はソースのように周りにあるだけとの事。頭芋を切らずに茹でるって大変ですね。

小芋一個食べるのでも大変なのに頭芋を丸ごと?

その光景を見てみたいので画像検索したところ「浅海ブログ」さんにてとても素敵な画像を発見しました。

京都のお正月 長男のお雑煮 頭芋
京都のお正月 長男のお雑煮 頭芋

「浅海ブログ」さんより拝借

これを元旦の朝から食べなくてはいけないなんてそれだけで長男の心構えに気合が入りそうですね。長男って重圧。

すごいなあ。
こんなに大きなお芋をとても綺麗に茹でられるという事に感動。

今日は元旦。

京都のどこかでは続いた忘年会と暮れの暴飲暴食の上この頭芋に苦しんでいる長男さんがいはるはず。長男の意地を出してがんばって食べておくんなはれ。おきばりやす。

関連記事