こんにちは。
京都で毎日金襴と言う織物に囲まれている岡本織物株式会社です。
金襴と言うと「金襴緞子の帯締めながら~」という歌が有名ですね。
金襴緞子という生地は実は無いのですが「金襴」「緞子」という布地はあります。
金襴は弊社が織っております「主に神社仏閣の荘厳に使われいてる織物。金を引き立てる為にとても繊細な糸を使っている織物」で「緞子」はいわゆる「サテン」の事です。サテンは組織点が少ないため絹のつやを生かした布地を織ることが可能です。
丁度一昨日「金襴+緞子」の帯をUPさせてもらいました。どうぞ、ご覧ください。
![西陣織 全正絹 西陣金襴 燕矢紋様の帯](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/sDSCN71262-1-300x225.jpg)
私は金襴と言う布地を織っているのですが主に法要等で使われることが多いため金襴地の最終形態をあんまり見た事がありません。金襴が実際に使われているところを見たい!と言う事で市井で使われている金襴地を探して主に京都市内の神社仏閣、お地蔵さんなどを訪ねて歩いております。
今日は上京区浄服地福寺一条下る東西俵屋町の路地のお地蔵さんで金襴を発見しました。
![上京区浄服地福寺一条下る東西俵屋町](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/sDSCN6909-1.jpg)
祠も立派。
![上京区浄服地福寺一条下る東西俵屋町](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/sDSCN6910-1.jpg)
天道大日如来さんがいはりました。如来さんです。悟っておるお方です。昔々、「如来」について書かせていただいた記事がこちら。
![上京区浄服地福寺一条下る東西俵屋町](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/sDSCN6911-1.jpg)
中の如来さんはとても可愛らしいお顔です。
![上京区浄服地福寺一条下る東西俵屋町](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/sDSCN6912-1.jpg)
掛かっていた戸帳?の金襴地は流水梅小紋。
![上京区浄服地福寺一条下る東西俵屋町](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/sDSCN6913-1.jpg)
祠の横に寄進者がずらりと書かれていました。
![上京区浄服地福寺一条下る東西俵屋町](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/sDSCN6914-1.jpg)
お地蔵さんは町内みんなの協力があってこそお守りできるのです。
![上京区浄服地福寺一条下る東西俵屋町](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/sDSCN6915-1.jpg)
近くに運動会等での健闘をたたえた賞状も飾ってありました。仲のよい町内さんなのでしょう。京都市内の区民運動会は町内対抗が多くて事前に町内の方々が集まって練習したりするんですよ。すごいですね!
![上京区浄服地福寺一条下る東西俵屋町](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/sDSCN6920-1.jpg)
今日の織り屋の賄いは、かしわをフライパンでフライっぽくしたのんでございました。
![かしわのフライ](https://okamotoorimono.com/-cmsadm-/wp-content/uploads/2016/01/0-8-1.jpg)