有馬稲荷神社~西陣の金襴織屋の神社見物

こんにちは。4月14日、京都の西陣で金襴を織っている岡本織物、金襴を探して神社仏閣を巡っております。

今日は京都市内を離れまして兵庫県神戸市の有馬町。日本三古湯、日本三大名湯の一つで、江戸時代の温泉番付では当時の最高位である西大関に格付けされた「有馬の湯」にあります有馬稲荷神社について。

1851年版諸国温泉功能鑑
1851年版諸国温泉功能鑑

西の大関です。

有馬稲荷神社
有馬稲荷神社

うわ~。すごい階段。
実は有馬は坂の町。ここのお稲荷さんに来るまでにしんどくなっている私でございました。

有馬稲荷神社
有馬稲荷神社

有馬稲荷神社は西暦630~670年代の舒明天皇、孝徳天皇が有馬温泉に行幸された時に、「有馬行宮」を造らはったことから始まるそうです。

ご祭神は古長大神(フルオサ大神)、恒長大神(ツネナガ大神)、稲倉魂命(ウカノミタマノミコト=伏見稲荷大社の主祭神)で天皇家のご参拝の記録も多い伝統のある神社。

有馬稲荷神社
有馬稲荷神社

鳥居の前に可愛らしいお狐さんたちがいはりました。「天地創造円満信仰」。なんだか良い言葉です。

以下は私の仕事のご紹介。西陣の金襴織屋、「金襴の輝きで生活を彩りたい」という思いで色々作っております。どうぞご覧ください。

身近に金襴製品を、という思いで「西陣織 正絹金襴印鑑ケース」を作りました。どうぞご覧下さい。

印鑑ケース 全正絹金襴アフリカ紋様
印鑑ケース 全正絹金襴アフリカ紋様


素敵な香りと本金のきらめきを胸元や袂、ポケットに潜ませてと言う思いで作りました。匂い袋でございます。

金襴織屋の匂い袋の包装
金襴織屋の匂い袋の包装

今日の賄いは、ハンバーグ。ピーマンと舞茸添え。舞茸って昔は中々食べる事のできない超高級品でしたよね・・・。

私が子供の頃は近所の人や親戚なんかが秋になるときのこ類を採りに行ってました。きほんは「なめたけ」なんかですし「舞茸」なんかは滅多にないだろうし、買ってもかなりの高級品だったようで祖母が「秋になるときのこが美味しい」と喜んでいたのを思い出します。

昨今の栽培舞茸の安さを見るたびに「大おじさんの好きな食べ物の一つに「バナナ」があったなあ。昔は高級で滅多に食べられなかったんだろうなあ」と思いだします。私も「ばあちゃんはきのこ好きだったらしい。こんなに安いのになんでやろ?」ときのこをお供えされたりする時が来るのでしょう。

ハンバーグ。ピーマンと舞茸添え。
ハンバーグ。ピーマンと舞茸添え。