西陣 岡本のブログ

日本の階段ピラミッド 奈良 頭塔~西陣金襴織屋の史跡めぐり

奈良 頭塔

こんにちは。
西陣で金襴を織っている岡本織物です。
弊社の家業である金襴という布地を探して神社仏閣めぐりをしているうちに、史跡、遺跡などにも興味が出てきました。色々行って拝見しています。

今日のブログのテーマは「奈良」の頭塔。京都も古都と呼ばれていますが、京都よりも更に古都である「奈良」。
頭塔って、何・・・?と思われた方が多数でしょう。

私が遺跡、史跡の本を眺めておりますと目に飛び込んできました。「頭塔」。「頭塔」・・・って何かしら?なにやら頭が関係している塔の事よね?日本の階段ピラミッド!?ひょっとして古都のミステリー?行くしかありません!

場所は近鉄奈良駅からも歩いて20分ほどでしょうか。見所満載の奈良ですので全然遠く感じません。奈良市高畑町という町名です。

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google mapで拝見しますと、まさに階段ピラミッド!わくわくしてきますね。

google map 奈良 頭塔

google map 奈良 頭塔

瓦がなんだか要塞の雰囲気を出しています。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

ホテルウェルネス飛鳥路の入り口が頭塔の入り口を兼ねています。うわあ。ほんまに階段ピラミッド!特別開帳期間中に寄せてもらいましたので心強いことに「ナント・なら応援団」さん達が解説までしてくれはりました。ちなみに特別開帳期間外に見学なさりたい場合は↓

前日までに現地管理人に予約をお願いします。
現地管理人電話番号 仲村表具店 0742-26-3171 (春と秋の特別公開中は予約なしで見学できます。特別公開中は直接現地にお越しください。)

仲村表具店さん・・・大変なお役目だわ・・・。

奈良時代末期に作られたと言う頭塔は、まず、一番下が一辺30mの四角の基壇の上に更に七層に渡って階段状に土を盛り上げて築いたもので高さは約10m。第1・3・5・7段目の奇数段目の石積みの間と最屋上に石仏が配置されていると言うお話でした。第1・3・5・7の奇数段四面に各11基ずつ総数44体の石仏が配置されているそうです。

南側は未発掘のため、確認されている石仏は28体。なんと昔こちらに嵌っていた石仏さんの一体が郡山城(奈良県大和郡山市のお城)の石垣に転用されているとな!天守郭南東の台所櫓(だいどころやぐら)の石垣隅石の下方に今でもあるそうで、築城する時に頭塔から持って行ったよう。今では許されません。

豊満な表現の仏菩薩達は天平盛期の特徴を良く現していて、神護景雲(じんごけいうん)元年(767年)という記録で残っている通りの建立と考えられているんですって。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

石仏が整然と設置されて立体曼荼羅のようです。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

「この瓦は何?」という疑問があったんですが「ナント・なら応援団」さんのご説明で解りました。作られた当初は下の絵図のように偶数団の上に屋根がかけられてまさに五重塔のようになっていたと推測されています。が、今では「この想像がほんまかどうか?」という事もあり、最近まで土の中で寝ていた石仏を起してしまったので保存の為に屋根をかけてはるとの説明でした。

周りにデッキ式状の回廊が巡っていて見学路になっています。近づけはしませんが、とても便利。そしてたぶん「触りたいわ」と思ってしまう人への防御方法としても良いと思います。奈良朝の石仏という貴重な遺産を守るために必要な処置だと思います。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

↓の石仏は如来三尊像。発掘調査する前から目視で確認できていたそうです。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

色々と昔の事を想像出来る古都の風が吹いているよう。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

昔から頭塔の森として親しまれてきた小高いこんもりとした森。奈良時代の僧玄昉の頭を埋めた墓という伝承があり、「頭を埋めた塔」と言う事で頭塔となったとか、「土の塔(どとう)」がなまって「頭塔(ずとう)になったとか諸説色々だそうです。
発掘調査(というか横向きにボーリングしたようです)の結果、頭が埋まっている痕跡や誰かのお墓という事もなく、土が詰まっていたそうです。「鎮護国家と乱による戦死者の鎮魂を祈念したとされる説が優勢のようです。

頭塔に来る前に「元興寺」という古いお寺も見学してきたのですが、そちらには「五重塔」についての色々な事を気づかされました。五重塔とは下の段から地(基礎)、水(塔身)、火(笠)、風(請花)、空(宝珠)を現し、それらが5つの世界を示すと言う仏教の世界を現しています。「元興寺」には小さな石を重ねた五重塔が沢山あったり、昔、木で作られた五重塔の板が出土したりしていて展示していたのですが、日本人にもなじみの深い「卒塔婆」は五重塔を模したものなのだ、とものすごく合点がいったのです。

日本人にとって五重塔は大事な意味を持っているものなのだなあ、とこの土作りの頭塔を拝見してじわじわと感じました。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

↓の石仏も如来三尊像。こちらの南側は発掘前の姿で保存されています。木が生い茂り鬱蒼とした小高い山だったようです。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

東面の如来三尊像。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

南東からはこのように眺められます。一番上には江戸時代に置かれたと思われる五重塔があるそうです。

奈良 頭塔

奈良 頭塔

面白いですね~。頭塔を観る為に奈良まで寄せて貰った甲斐がありました

西陣の西陣織屋で金襴を日々織っています岡本織物、身近に金襴製品を、という思いで「西陣織 正絹金襴印鑑ケース」を作りました。どうぞご覧下さい。

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